予想の斜め下に埋まっているブログ

徒然なるままに考えたことを書く、読んだ結果「ひまつぶしになった」という効用以外ないブログ

「神絵師になりたい」と神絵師がつぶやく理由の社会学的理解(「階層イメージの形成」研究からの視点)

(理論の恣意的理解がある可能性があります。気を付けていますが、話半分でお聞きください)  

 大仰なタイトルだが、言いたいことはシンプルだ。

 神絵師が「神絵師になりたい」とツイートするのは謙遜などからではなく、実際にそう思っているからであり、その理由は「自分の画力は全体の中間層くらいである」という認識を持っているからである。

 そのような認識が形成される理由は人間が現実の社会階層イメージを形成するときに行われていることが原因である。

 人間は自身が社会階層の中のどの程度の位置にいるのかを認識しようとするために社会階層イメージを作ろうとするが、それは主観からでしか作ることはできない。また、主観によって作られた階層イメージはそれを形成した主体がいる客観的な階層に向かって細かく分類されるようになっている。

 つまり、主体に近い階層にいる他者に関しては細かく分類することができるが、主体から離れている階層にいる他者に関しては大雑把な分類しかできないのである。

 その結果、客観的に見てその主体が実際にはどの階層にいるかに関わらず、形成される階層イメージは各階層の高さを等しいものと考えた場合に、自身を中心として上下に等しく伸びることになる。これは「自分は中間層である」という意識の増大につながる。「国民総中流意識」などもここからくるものだ。

 なので、もしあなたからみて「神絵師」だと感じていても当の本人は「自分は普通くらい」という意識があるので「神絵師になりたい」というツイートをするのである。だから、「もう十分神絵師だろ!!!!!!!!!!!ふざくんな!!!!!!!!!!!」と怒らず、「そういうものなんだな」と受け止めてみてはいかがだろうか。

 参考文献

stars.repo.nii.ac.jp

↑論文ですが死ぬほど読みやすいので一読してみてください